自動車保険のノンフリート等級制度(改定前)
2014年9月15日 / 未分類
ノンフリート等級制度とは自動車保険で用いられている保険料割増割引制度のことで、等級に応じて割増や割引を受けることが出来るとする仕組みのことを言います。この等級自体は、他の保険会社から引き継ぐことが出来るもので、それによって保険料の額自体が変わってくる制度となります。
等級は1~20段階による区分に分かれており、保険契約期間中に事故が有ったか否かの事由によって等級が決まる仕組みになっています。この制度自体は、平成24年度10月1日以降に改定が行なわれ、以前は前契約の事故の有無に関係なく、同じ等級であれば同じ割増引率を実現していました。
改定後については、事故有係数適用期間があり、その期間内で事故有であると同じ等級であっても割増引率が異なってくることとなります。これによって、より事故を細分化させた形で保険契約者の負担を公平にしようとする取り組みがなされることとなったのです。
ちなみに大きな変更点としては、3等級ダウンの事故については改定前と一緒で変更しませんが、改定前の据え置き事故に相当した場合等級が据え置きされず、事故後に1等級ダウン事故と扱われるケースが設けられ、事故が有るか無しかによって差が出てくる仕組みになっております。